私は中学校の保健室で働いています。保健室に来た生徒と話していると色々な話を聞きます。
「友達になんであんなこと言っちゃんだろう。」と後で後悔してモヤモヤしている子。
「他の子は頑張っているのに、こんなことで悩んでいる自分も嫌だ！」と自己否定している子。
「悩み事や心配事で頭の中がいっぱいでグルグルする！」と考え事が堂々巡りしている子。
「頭の中を空っぽにしたい」という子もいます。
私はそんな時にジブリッシュをしたらスッキリできるのにな、気持ちの切り替えができるのにな、と思い、保健室で生徒にジブリッシュを行うようになりました。

すると、生徒に良い変化が！ジブリッシュをした後は、笑顔が見られスッキリしたと言って教室に戻って授業を受ける生徒が増えました。
不登校の生徒にジブリッシュを行った時は、しかめっ面だった表情が和らぎ、嬉しそうな表情を浮かべてくれました。そして、初めて学校で給食を食べることができ、午後の授業を受けることが出来たのです。他の教員からはとても驚かれました。
そこで、学校保健委員会でジブリッシュを取り上げて、生徒に向けジブリッシュワークを開催する事にしました。実施後の生徒の感想では、「（ジブリッシュを）やる前よりも気持ちがスッキリして本当に雑念が消えました。」「体温が上がった気がして、体がポカポカしてきました。」「ジブリッシュをすると心がリラックスできるし、筋肉がほぐれていつもよりもずっと笑っていられます。気持ちも豊かになるし、優しくなっている気がします。」といった感想が寄せられました。
また、参加した教員も楽しくスッキリできたと話していたことも嬉しいことでした。
デジタルツールが普及してきた現代だからこそ、ジブリッシュは大人にも子どもにも知ってもらいたいツールだと思っています。